2012年 07月 14日
てつくじら館 広島県呉市(海上自衛隊呉史料館) |
広島県呉市にある、海上自衛隊史料館(広報センター)のてつくじら館へ行ってきました。
ここには日本で唯一、本物の潜水艦を展示してあり、その中も見学ることができる場所です。
機密の塊の潜水艦の中を見学でき尚且つ、撮影できるなんで海上自衛隊も大した自信ですね(笑)
このてつくじら館のすぐそばには、大和ミュージアムや、呉基地もあるので、艦船に興味がある
人にはたまらない場所ですよ!
平成16年に除籍になった潜水艦『あきしお』
全長76m・全巾9m・高さ10mの船体は原子力潜水艦に比べれば小さいとは言え、間近で見るとその迫力に
圧倒されますよ!
陸に揚げられたてつくじらは一種独特な雰囲気をもし出し、その場違いな船体をあらわにしています(笑)
船内の見学は流石にハッチから入るわけではなく、右舷に中央に空けられた出入口から入ることができます!
写真は少しアングルが悪く見づらいのですが・・・汗汗
左側がトイレ(洋便)、右側がシャワー室になっています。
通路途中にある士官室。
潜水艦の内部には殆ど扉はなく、あけっぴろげ状態ですので、プライバシーという概念は陸においてくる必要が
有りそうですね(笑)
ここは下士官の寝室です。3段ベットですが、下の2段はベットの上で起き上がることもできませんよね(汗)
潜水艦では、少しでもスペースがあればそこは倉庫として利用しています。
物凄く限られたスペースしかないので、究極の整理整頓が行なわれているんです。
こちらは仕官用寝室・・・・とは言っても、もちろん扉もなければ何もありません・・・汗汗
艦内で唯一部屋らしい作りなのがここ、艦長室です。それでも、この狭さですからね・・・汗汗
映画『クリムゾンタイド』でオハイオ級原潜アラバマの艦長室にジーン・ハックマン扮する艦長が執務をする様子が
描かれていましたが、このあきしおの艦長室の倍以上の大きさはありましたけどね・・・笑。
まっアラバマは全長170m以上あるのですからあたりまえといえばあたりまえですかね。
ここが潜水艦の頭脳。発令所ですね。皆さんが覗いているのが潜望鏡です。
この潜望鏡はちゃんと外の景色が見えるそうです・・・私は見ませんでしたが・・・汗汗
こちらも発令所の中の一部です。
テーブルの上に海図を置き、自艦の位置を逐次書き込み潜行しいくんですね。
ここは操舵室です。左右2つの操舵桿はリンクされていて同じ動きをします。
飛行機の操縦桿と似ていますね。
現在の潜水艦はこの操舵桿が一つしかないそうです。
ここは潜水艦の耳であり目でもある、ソナー室です。
このソナーの性能がそのまま艦の能力に反映されてしまうほど大事な部分です。
ソナーはいろいろな船舶のスクリュー音を膨大なデーターベースとして持っており、探知した音がどんな船なのかを
割り出したり、魚雷管の開閉音から発射音まですべてを音で探知し潜水艦の行動を決めるための耳であり、目である
部分なんですよね。
正面から見てみるとホントにでかいでしょ(笑)
先日のC-17グローブマスターなんてへでもないって感じですよね(爆)
やっぱり船はデカイですね
by kantoku-san
| 2012-07-14 12:47
| ミリタリー