2012年 07月 07日
法隆寺 奈良県生駒郡斑鳩町 |
世界遺産の法隆寺。
ご承知の通り、世界最古の木造建築物ですよね
飛鳥時代607年に推古天皇、聖徳太子に完成されたこの法隆寺は既に1400年以上の
歴史を刻んできています。飛鳥時代のままの姿を現在に残す、法隆寺には多くの国宝建
造物があり、間近で拝観することができます
今回の一人旅の最大の目的は、ここ法隆寺をじっくり観たい が始まりでした。
何度も京都、奈良には着ているのですが、なかなかここまで足を伸ばせずにおりました
静かなうちに拝観をしたいと思っていたので、8時からの拝観開始時間でしたが、現地に
7時前に到着し、誰もいない参道や南大門、中門などを西院伽藍の拝観時間までゆっくり
拝観しならが撮影 をしていました
8時の拝観開始時間になっても、私以外に檀家のご夫婦1組の計3名の開始期状態で
拝観出来ました
参道を進んでくると南大門が見えてきました。
法隆寺境内への入口の門となっていて、室町時代に当時の西大門を移築したそうです。
入母屋造りの一重門。 柱は飛鳥時代の建物の象徴でもある、エンタシス形状になってます。古代ローマの建造物の
エンタシスになってますよね(柱の上下より、真中部分が膨らんでいる形状)
※国宝
南大門をくぐり境内へ入ると、正面に西院伽藍の入口、中門が見えてきます。
両側の土塀も物凄く時代を感じますね。
法隆寺と言えば、やはりこの西院伽藍ですよね。
中門の後ろ手に、五重塔と金堂を配し、その奥に大講堂並んでいる、この後の寺院見本になったような
建物配置ですよね。
中門まで来たところで先ほどの南大門を振り返ってみました。
どうですか?? 飛鳥時代にタイムスリップしたような景色でしょ! 現代のものだ何も写り込まないのがいいです
よね!
参拝者もまばらで、撮影には最高でした・・・雨さえ降らなければ・・・汗
中門は入母屋造り二重門です。門内左右に日本最古の金剛力士造が配置されています(8世紀作)
非常に重厚な造りの門は、近くで見ると江戸時代に立てられた門に比べると、繊細の彫り物などは
有りませんが、その分重々しく感じますね。
※国宝
五重塔です。もちろん世界最古の五重塔で高さ32.5mあります(現在の建物で8階から9階建て位ですかね)
これを1400年前に立てた匠の技術は『素晴らしい』の一言ですね。
江戸時代などの五重塔との違いは屋根が上階に行くと少し小さくなってくところですね。各所でも、屋根の支え方に
違いが見られます。
金堂は本尊を安置するための建物で、中には聖徳太子のために作られた、金剛釈迦三尊像など多くの仏像が
納められています(ほとんどが国宝)もちろん、堂内の拝観も可能ですが、写真撮影はNGなので、仏像に関しては
是非、ネットで見てみてください。今の仏像に比べ非常に顔立ちがシャープです。
※国宝
大講堂は925年に落雷により焼失。990年ごろに再建された建物です。
ここは、法要や仏教の学問を研鑽したりする場所です。
※国宝
大講堂側より、中門を見ています。本当は中門側から、こちら大講堂側の撮影をしたかったのですが、
私の広角レンズでは、建物を収めきれなかったため、反対方向のアングルになってしまいました・・汗汗
ほんとに誰もいないでしょ(笑)
西院伽藍の外から、五重塔を撮影。こう時は結構雨が振り出し、撮影が困難な状況になりつつありました・・・汗汗
東院伽藍の夢殿。こちらも教科書で習いましたよね・・・覚えてます?
八角形の夢殿は、聖徳太子を供養する為に作られた、建物です。中には幼少の太子像など、多くの聖徳太子像が
祭られています。西院伽藍とは少し雰囲気の違う東院伽藍ですが、何か神秘的な感じがとてもたまりませんね!
ここ法隆寺は日本の仏閣建築の始まりとも言える建物郡です。
是非この斑鳩の里に足を運んで、飛鳥時代の日本人の匠の技をその目で見てくださ。
今だからこそわかる、日本人の凄さが感じられると思います。
さ~京都・奈良一人旅もいよいよ佳境に入ってきました。
この後は薬師寺から唐招提寺へ向かいました!
by kantoku-san
| 2012-07-07 12:42
| 一人旅