2012年 07月 09日
建築写真って・・・・ |
いつもブログを見ていただきありがとうございます
私のブログに乗せている建物の写真ですが、何か普通と違うとは思いませんか???
人間の視覚もカメラのレンズもそうですが、高いものは上がつぼまって見えますよね。
また、視野のはじのほうも、実際かなり湾曲して見えているんですよね
でも、建築って垂直水平・直角平行の基本が大前提なので、特に建物ができたときの
竣工写真に関しては、顕著にその理屈でできています
ぱっと見とても不自然な感じなのですが、建物を真横から見ればこうなんるんだろうなと
言う状態になってるんですよね(笑)
なので、建築屋の端くれの私も、建物が直角になっていないのは許せなくて(笑) ついつい
加工をしてしまうんですよね
スチール写真の時代は撮影時にチルトレンズ(調整可能なレンズ・・・めちゃ高い)がなければ
できなかった撮影ですが。現在はデジタル技術のおかげで、数万円のソフトさえ手に入れれば
私が作った写真程度には修正ができます。いい世の中になりました
では、実際どの程度写真を補修しているかですが・・・・
下記に4組の写真をUPしました。修正前、修正後の写真の違いを見てみてくださいね。
え~ここまで加工できるのってくらい、いじれます!
この写真ですが、赤いラインがほぼ垂直の線です。青いラインが実際に撮影されている上つぼまりになっている
ラインですね。
今回の撮影は12−24mmという超広角レンズを使用しているため、標準レンズよりも端によるほど、傾く傾向が
強いんです。
ラインは入れていませんが、写真の左端にある石碑はかなり傾いていますよね!
で、この写真を修整すると!
↓
ほら、このとおり!柱はほぼ直角に!先ほどの石碑も真っ直ぐでしょ(笑)
この修正はシフト(アオリ)といい。写真の上部を広げているんです。また、色合いや露出の補正もかけています。
現地で実際に目で見るよりかなり鮮明になっていますよ!
※仁和寺 金堂
こちらもやはり写真の端部分がかなり傾斜しています。
また、カメラのレンズに対して建物が平行になっていないんです。
それを先ほど同じように補正すると・・・・
↓
どうでしょうか?すべての柱が垂直でとても建築的な感じでしょ(笑)
パンフレットなどの写真もシフトレンズを使用しているか、このようにデジタル処理をするかで、この様な写真に
しています。
建物としての写真としては、やはり重厚に見えますよね!
※仁和寺 金堂
遠くになるほど傾斜が大きくなります。
この写真を補修すると
↓
柱も真っ直ぐに!
空の青も鮮やかに、なりましたね。
この修正は先ほども言いましたが、写真の上部を伸ばす形で、修正しましたので、修正前に比べ、写真右側が
かけてしまっていますね。
これは、今回学習しましたが、修正をするには修正を前提に撮影をしないと、上下左右が切れてしまうことが
あるんですね・・・・次回は気をつけて撮影します!
※西本願寺
修正前の写真です。
↓
修正後は同じく直角水平です!
修正前より建物内部の様子がハッキリしてるでしょ。これも修正の賜物です(笑)
ほんとにデジタル技術は日々進化してます。そして、どんどん安くその恩恵にあづかることが
できるようになってきましたね。
デジタル・・・・難しい~といっている方!
簡単ですよ。是非いろいろ挑戦してみてくださいね。きっと新しい世界が広がりますよ!必ずね
因みに今回使用したソフトはこれです!
(㈱)市川ソフトアボラトリー
Developer Studio Pro5 パッケージ版32,000円
私のブログに乗せている建物の写真ですが、何か普通と違うとは思いませんか???
人間の視覚もカメラのレンズもそうですが、高いものは上がつぼまって見えますよね。
また、視野のはじのほうも、実際かなり湾曲して見えているんですよね
でも、建築って垂直水平・直角平行の基本が大前提なので、特に建物ができたときの
竣工写真に関しては、顕著にその理屈でできています
ぱっと見とても不自然な感じなのですが、建物を真横から見ればこうなんるんだろうなと
言う状態になってるんですよね(笑)
なので、建築屋の端くれの私も、建物が直角になっていないのは許せなくて(笑) ついつい
加工をしてしまうんですよね
スチール写真の時代は撮影時にチルトレンズ(調整可能なレンズ・・・めちゃ高い)がなければ
できなかった撮影ですが。現在はデジタル技術のおかげで、数万円のソフトさえ手に入れれば
私が作った写真程度には修正ができます。いい世の中になりました
では、実際どの程度写真を補修しているかですが・・・・
下記に4組の写真をUPしました。修正前、修正後の写真の違いを見てみてくださいね。
え~ここまで加工できるのってくらい、いじれます!
この写真ですが、赤いラインがほぼ垂直の線です。青いラインが実際に撮影されている上つぼまりになっている
ラインですね。
今回の撮影は12−24mmという超広角レンズを使用しているため、標準レンズよりも端によるほど、傾く傾向が
強いんです。
ラインは入れていませんが、写真の左端にある石碑はかなり傾いていますよね!
で、この写真を修整すると!
↓
ほら、このとおり!柱はほぼ直角に!先ほどの石碑も真っ直ぐでしょ(笑)
この修正はシフト(アオリ)といい。写真の上部を広げているんです。また、色合いや露出の補正もかけています。
現地で実際に目で見るよりかなり鮮明になっていますよ!
※仁和寺 金堂
こちらもやはり写真の端部分がかなり傾斜しています。
また、カメラのレンズに対して建物が平行になっていないんです。
それを先ほど同じように補正すると・・・・
↓
どうでしょうか?すべての柱が垂直でとても建築的な感じでしょ(笑)
パンフレットなどの写真もシフトレンズを使用しているか、このようにデジタル処理をするかで、この様な写真に
しています。
建物としての写真としては、やはり重厚に見えますよね!
※仁和寺 金堂
遠くになるほど傾斜が大きくなります。
この写真を補修すると
↓
柱も真っ直ぐに!
空の青も鮮やかに、なりましたね。
この修正は先ほども言いましたが、写真の上部を伸ばす形で、修正しましたので、修正前に比べ、写真右側が
かけてしまっていますね。
これは、今回学習しましたが、修正をするには修正を前提に撮影をしないと、上下左右が切れてしまうことが
あるんですね・・・・次回は気をつけて撮影します!
※西本願寺
修正前の写真です。
↓
修正後は同じく直角水平です!
修正前より建物内部の様子がハッキリしてるでしょ。これも修正の賜物です(笑)
ほんとにデジタル技術は日々進化してます。そして、どんどん安くその恩恵にあづかることが
できるようになってきましたね。
デジタル・・・・難しい~といっている方!
簡単ですよ。是非いろいろ挑戦してみてくださいね。きっと新しい世界が広がりますよ!必ずね
因みに今回使用したソフトはこれです!
(㈱)市川ソフトアボラトリー
Developer Studio Pro5 パッケージ版32,000円
by kantoku-san
| 2012-07-09 20:22
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